閏年。
4年に1回訪れてずれた時差を微調整するという日。
そして僕の4年に1回の4回目の誕生日。
正直に言えば子供の頃は淋しかった。
裕太や由美子姉さんは毎年誕生日が来るのに僕には来なかった。
誕生日プレゼントは貰えたけど、やっぱり寂しかった。
クスッ、僕も子供だったしね。
happy birthday 〜Syuusuke Fuji〜
今日は2月29日。
4年に1回の僕の誕生日。
でも何故か部室に来いというメールが英二から来た。
三年は引退したっていうのに。
下らない用だったら許さないよ、英二。
と心の中で悪態をつきつつも僕の足は通いなれた部室へと向かっていた。
部室の前まで来てすこし普段と違う事に気がついた。
窓にもドアにも暗幕がかかっていた。
多少の疑問を感じながらも僕は部室の扉を開けた。
部室に入った途端にパンッという音と共に火薬の臭いがした。
そして僕の顔や頭に何かが触れた。
僕が少し驚きつつも少し眼を開けて暗い部室を見回すと、大会を一緒に戦ったメンバー
手塚、大石、英二、タカさん、乾、越前、海堂、桃城
が揃っていた。
「ほら、不二、早く中に入れよ」
というタカさんの言葉よって僕は薄暗い部室に足を踏み入れた。
部室の中央辺りに何か大きい物が置いてあるようだった。
僕がその前で足を止めたのを見計らったようにカ−テンが開けられた。
一瞬にして強い光りが入って来る。
あおの光に思わず目を背けた。
次の瞬間
「不二(先輩)誕生日おめでとう!!」
という声が聞こえた。
目を開ければ自分の前にあるのが机だと気付く。
その机の上にはケ−キや料理、ジュ−ス等が置いてあった。
レギュラーメンバーとマネージャー達が僕の為に料理やケ−キを造ってくれたらしかった。
凄く嬉しかった。
多分今までの僕の誕生日の中で一番嬉しかったんだと思う。
皆で飲んで食べて笑って。
それこそが僕の望んだ誕生日という物。
帰り際に僕に四つのプレゼントが渡された。
何故四つもくれるのか聞いたら
「四年間分だ」
と手塚が教えてくれた。
とてもとても嬉しかったんだ。
プレゼントが嬉しく無かったといえば嘘になる。
でもそれ以上に嬉しかったのは僕の誕生日を祝ってくれたという事。
多分今日の事は忘れる事はできないだろう。
魔王様、お誕生日おめでとうございます(何故か敬語)
黒を書きたかったのに結果的には白不二?
不二の独白にしたのがまずかったのか・・・?
そして異常に短い。
閏年について何か間違っていたら教えて下さい。
2004,2,29
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