今日、4月17日は私の20回目の誕生日です。
まぁ、誕生日といったって灯が勝手に決めたってだけですがね。
まぁ、それでも誕生日というのは悪い気はしませんがね。
happy birthday 〜Akira〜
灯が誕生日と決めた日は大変でしたね。
酒は飲まされるわ、わさびをたべさせられそうになるわ・・・。
今思い出すだけでも悪寒がしますよ。
まぁ、今年は祝ってもらうという状況じゃなさそうですけどね。
・・・・ってこれじゃあ私が誰かに祝って欲しいみたいじゃないですか!!
別に私は誰かに祝ってもらおうなんて思いませんよ。
それに誕生日を知ってるのは狂と四聖天位なものですしね。
「アキラさん」
とふいにアキラを呼ぶゆやの声が聞こえ、
「何ですか?」
と言ってアキラは振り返った。
「アキラさん、これ、お誕生日プレゼントです。それじゃあ」
と言ってゆやはアキラにプレゼントを渡すとどこかへ行ってしまった。
「プレゼント・・・ですか」
とアキラがプレゼントをジーッと見つめている(?)と
「アキラ、これ」
と言ってほたるがいちごミルクのカキ氷(アキラの好物)を差し出した。
「ほたる・・・くれるんですか?」
「うん。だってアキラのために作ったんだし」
「ほたる・・・」
「食べないの?溶けるよ」
「そうですね。いただきます」
パクッ
「美味しい?」
「ほたる・・・これはいちごではないですね」
「うん。いちごなかったから」
「・・・・」
「変わりにトマト入れといた」
「死ね、ほたる!!」
キィン
ほたるのいた場所から氷が出て来たが、ほたるはそれを楽々かわし
「じゃあね、アキラ」
と言って去っていった。
「まったく、何んだっていうんでしょうね、ほたるは。そもそも祝う気持ちがあったんでしょうかね?」
とアキラが考えていると
「アキラ!」
という声がしたと同時に
ドゴッ
という鈍い音がしてアキラの頭に衝撃が走った。
「がっ・・・・な、何するんですか、灯!!」
「せっかくこの灯様がアキラの誕生日を祝ってあげようと思ってやってきたんじゃない」
「そうですか。有難うございます。気持ちだけ受け取ります。さぁ、もう用は済んだでしょう?さっさと帰ってください」
「何よ、その態度、せっかく灯様が祝ってあげようと思ったのに」
「結構です」
「あっそう。あ〜、何だかあの秘密をバラしたくなってきちゃったな〜」
「・・・・祝って下さい」
「もう、素直に言えば良いのに。じゃあ私からのプレゼントはこれねvv」
というと灯はアキラに小さな包みを渡した。
「・・・・何ですか、コレ」
「開けてからのお楽しみ〜。じゃあね〜」
そう言うと灯も去っていった。
灯と入れ替わりにアキラの元にサスケがやって来た。
「これ、幸村が」
と言ってサスケが酒瓶をアキラに渡した。
「幸村さんが?」
「『アキラ君も今度一緒に酒盛りしようね〜。もちろん美人のお酌でvv』だとよ」
「はぁ・・・」
「・・・酒飲めねえのか?」
「失礼ですね、飲めますよ」
「じゃあ幸村の相手してやってくれ」
「はぁ・・・」
その後は梵天丸やら紅虎やらアンテラやらが入れ替わり立ち代りでやって来てアキラにプレゼントを渡したり、
アキラの誕生日を祝ったりした。
最後の訪問者が去った頃にはもう日が暮れ始め、当りは赤に染まっていた。
そしてアキラの周りにはプレゼントが積まれていた。
「はぁ・・・これを私1人にどうしろうというんでしょうね」
とアキラはため息をつくが、その顔はどこか嬉しそうだった。
ドサッ
「さて、これで最後ですね」
アキラはもらったプレゼントを置くとプレゼントの包みを開け始めた。
「以外と時間がかかってしまいました」
とアキラが言った時にはプレゼントと包みが別々に置かれていた。
「ええっと、梵天丸がくれたのは・・・・何ですか、コレ。私をバカにしてるんでしょうか」
梵天丸がくれたのは世間一般でいう所の媚薬。つまり惚れ薬だった。
「・・・・灯にでもあげますか。さて、虎さんは・・・・バンダナ?・・・・あのバカ虎は何考えてるんでしょう。
いや、何も考えていないに違いない。だからこんなものを私にくれるんですよ」
と言いながらアキラはバンダナを媚薬の側に置いた。
「これは・・・アンテラかですか。・・・・ダンベルで何をしろというのでしょうか?理解に苦しみますね」
とアキラは呟きながら媚薬とバンダナが置いてある方、いらない物置き場(?)へとダンベルを置いた。
その後もアキラはプレゼントを開けた。
中身は嬉しい物もあれば、どうでもいい物もあった。
残りのプレゼントが1個担った頃には月が綺麗に輝いていた。
「これで最後ですか。最後はゆやさんですね。ゆやさんなら普通の物をくれるでしょう」
と言ってアキラはゆやからのプレゼントを開けた。
アキラが箱を開けると箱の中から黒い煙が噴出してアキラを包む。
「な・・・何ですか・・・こ・・・れ・・・スー」
その煙を吸うとアキラはその場に倒れた。
ガバッ
「一体何がどうなって・・・・・狂?」
「随分と長い間寝てたみたいだな、アキラ」
「寝ていた・・・?」
「寝言も凄かったぜ。プレゼントだとか、誕生日だとか」
「じゃぁ、今までの事は夢ですか・・・。はぁ、そうですよね」
「誕生日の夢でも見てたのかよ」
「・・・・・」
「クックックッ・・・・」
「何がおかしいんですか、狂」
「正夢だぜ」
「?」
アキラが狂の言った言葉の意味が分からず、辺りを見回すとそこにはプレゼントの山が出来ていた。
「・・・・・」
「クク・・・」
「これは・・・」
「お前のだろうよ」
「・・・・・」
アキラがそのプレゼントの山を見ていると、狂は薄く笑いながらその場を離れた。
数分後にアキラが狂がいない事に気付き、すぐに大量のプレゼントを抱えて狂の後を追いかけた。
2004,4,4,17
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